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現地活動レポート
 第1回トライアルについて   2006年4月12日(水)

  • 目的
    今回のトライアルの目的は以下の2つです。
    • ケニヤでの粘土団子の効果を知り、それによりさらに国際的に協力者を募るための元となるデータを採取する
    • ネットワークと組織作りに役立てる

  • 実施内容

    【概要】
    場所: Athi River:ナイロビの東南、約30Kmの位置。
    半砂漠地帯。


    種の種類 : 量(おおよそ)

    1. 樹木 - アカシア ・・・0.5キロ
      ユーカリ ・・・ 0.25キロ
    2. 野菜-豆の混合、および茶豆 0.25キロ
    使用した土の種類:ナイロビの赤粘土
    粘土団子をまいた表面:1 ヘクタール(100m×100m)
    実施した人数:Western Women's Network ・・・3名
    Rigaudis 416prod ・・・3名
    ボランティア ・・・13名

    【粘土団子作り】

    日付: 2006年3月24日(水)
    所要時間:約3時間
    この日の午後、Western Women's Network(以下WWN)には19名のグループ全員が、粘土団子を作るために集まりました。 粘土団子の作り方を撮影した短いデモンストレーション・ビデオを見た後、メンバーは仕事にかかりました。

    1. 粘土を、とても純度の高いものにするため、金属と網の2つのふるいでふるいにかけます。これはとても良いトレーニングになります。
    2. 粘土に、水と様々な異なる種類の種を入れ、粘土のかたまりをつくるためにこねます。かたまりの中に入っている空気を抜くためにセメントの床に数回打ち付けます。
    3. こうして、かたまりから粘土団子ができます。 粘土団子は、乾燥させるため、午後の陽射しの下、屋外に出しました。

      こうして、粘土団子がきちんと固まる頃である3月27日(土)に、粘土団子蒔きが実施されることが決定しました。

    【粘土団子蒔き】

    日付: 2006年3月27日(土)
    気温:約30℃
    天気:晴れ。風が強く、非常に日差しの強い日で、
    雨期に入る直前の典型的な気候でした。
    場所: Athi River
    所要時間:約30分

    今回は、前回のグループの中うち、一部のメンバーが集まりました。
    午後12:30頃、Western Women's Network の事務所に集合。参加者はWWNから2名の女性、Rigaudis416prod から2名、そして3名のボランティアの方、計7名でした。
    粘土団子は乾燥し、準備ができています。団子を集めて袋に入れます。
    メンバーは午後1時に出発し、車でAthi Riverへ向いました。ところどころで道路状況が悪く、予定の50分より長くかかってしまいました。
    到着するとすぐに、約100メートル四方の土地全体に粘土団子蒔きが開始されました。



  • 成果と問題点

    【成果】
    粘土団子蒔きは雨期直前に行うのが最も効果的だといわれています。ケニヤのス タッフがレポートを書いている途中、期待していた雨が降り始めたので、時期はパーフェクトでした。
    また、ボランティアメンバーが実際に一緒に粘土団子を作ったことにより、メンバーの団結も強まり、今後の組織作りの基礎が築かれました。

    【問題点】

    1. いくつかの粘土団子が割れてしまいました。これはおそらく、粘土団子の生地の中にまだ空気が残っていたか、乾燥させる時に直射日光が強すぎたためだと思われます。
    2. メンバーのうちの数人は粘土団子蒔きに参加することができませんでした。これは、移動交通手段の制約によるものでした。
    3. 粘土団子蒔きが行なわれた土地は、早急に柵で囲う必要があります。
      今回の実施場所は柵で囲われておらず、芽が出始めるとすぐに苗が草食動物に食べられる危険性があります。動物達は深刻な砂漠化により餓死寸前で、少しでも芽が出てくると素早く食べてしまうのです。
      今回、柵は経済的な制約からとりつけることができませんでしたが、
      実施後に集まった募金から出来るだけ早く柵を購入する予定です。


  • 第1回目のトライアルを終えて
    このトライアルは、今後、ケニヤの森林省が中心となりこのプロジェクトが世界的に認知され、よりグローバルな協力を得る目的で、可能な限り広く、多くの場所で実施され、より多くのデータを採取できるよう継続し、最終的にはケニヤ全土で実施できるまで活動を広げていきます。
    次回の雨期直前(9月頃)にはより多くの地域でトライアルが実施できるよう、現在、WWNのネットワークにより、女性の地位向上のためのNGO等に声をかけ、ネットワーク作り、組織作りを行っています。

  • 募金の使い途
    みなさんからご寄付いただきました募金は、今回のトライアルの材料費(粘土、種、金のふるいなど)、ボランティアスタッフの交通費、ネットワーク作りと組織作りの為の活動費(交通費、車両費、通信費等)に使用させていただいております。又、今回の実施には少し遅れていますが、草食動物から芽を守るための柵を早急に購入すべく、現在手配を進めています。
    残額は,来る次回の粘土団子蒔きの為に貯蓄させていただきます。

    RAINMAKER IN KENYA

    この第1回のトライアルと同時に、ケニヤでのRAINMAKER(CBO-日本でいうNPOのような団体)を設立しました。
    これはRigaudis416 Production(映像プロダクション)と、Western Women's Network(NGO)の協働体であり、私たち日本のRainmaker(NPO法人横浜アートプロジェクト)と連動しながら、ケニアの自然環境が当面している矛盾した問題に対処すべく活動し、すべてのケニア住民が水と健康、そして美しい環境を享受できるよう目指します。
    以下その概要です。

    1. 目的
      ・ 土壌の衰退を周知させ、健康な環境の重要性を啓発する。
      ・ 環境を守ることの重要さを地域社会に伝える。
      ・ 学校が造林の必要性を認識し、それを生徒達に指導する。
      ・ 生徒と地域社会に、RAINMAKER(粘土団子)について指導する。
      ・ 土壌の腐食をおさえる(堡塁を築く、樹木や低木を植える)。
      ・ 都市と主要な町の川をきれいにする。
      ・ 環境から人為的公害を取り除く。
      ・ 造林活動 ‐ 樹木を植えることにより従事者に収入を生み出す。
      ・ 苗木畑の栽培を通し、貧困を軽減する。幾種類もの種を集める。
      ・ 従事者と地域社会の間に、エイズ対策の方法を広める。
    2. 活動
      ・ 播種方法「粘土団子」により、以下の活動を行う。
      ・ 種を集め、苗木畑を栽培・育成する。
      ・ 農地での作物の間作はじめ、様々な原産物、種々雑多な樹木や低木の間作を行う。
      ・ 家庭菜園や生垣の栽培
      ・ 地域社会内で環境問題に焦点をあてた演劇など舞台芸術の上演
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